秋田の基礎知識

照国万蔵

てるくにまんぞう

第38代横綱。本名・菅万蔵。 大正8~昭和52(1919~77)年。 旧雄勝町(現湯沢市)生まれ。 昭和10(1935)年初土俵、昭和14(1939)年新入幕、昭和18(1943)年横綱。23歳4か月での横綱昇進は、当時の最年少記録だった。 優勝2回(連続)。 低い姿勢の仕切りから、安定した前さばきの良い相撲は「桜色の音楽」といわれた。 大横綱・双葉山を横綱時代に3度破り、対戦成績を勝ち越した唯一の力士である。 昭和28(1953)年現役を引退し、年寄荒磯を襲名、のち伊勢ケ浜部屋を継ぎ、県出身の大関清国、関脇開隆山(旧昭和町出身)などを育てた。