秋田の基礎知識

三途川渓谷

さんずがわけいこく

高さ約40mの断崖絶壁が続く渓谷で、紅葉時は白い岩肌と相まって見事な景色となることで人気。 渓谷に懸かる三途川橋は、真中あたりに渓谷に迫り出した展望用のデッキがあり、新緑と紅葉の時期は観光客で賑わう。 橋の片側には駐車場と東屋、トイレ、自販機コーナーと、大きな観光案内板がある。 三途川橋の近くにある十王堂の閻魔大王などの30体の仏像は、市の文化財にも指定されている。 渓谷の絶壁に見られる三途川層は、秋田県のほとんどがまだ海中にあった古い時代に堆積したもので、地層中には絶滅した植物の化石や産出が稀な昆虫の化石を見ることができる。 また、植物化石の中には、三途川層産の標本をもとに新種として記載された種も多数含まれている。

■問い合わせ先
0183-73-2111
(湯沢市商工観光課)