潟保八幡神社神楽
かたほはちまんじんじゃかぐら
一説には天明元(1781)年に伊勢(現三重県)から薬師を招いて習得したというが、また一説によると伊勢参宮の時に某地の神楽を習得して伝えたともいわれる。 いずれにしても伊勢太神楽の系統は明らかで、二人立ち一頭獅子舞である。 舞いは幣束の舞(祓い)という幣束を採り舞うもの、次に鈴と扇子を採って舞う鈴の舞、次にくも舞となっている。 くも舞では獅子と歳蔵(獅子あやし)の掛け合い問答があり、「天照大神」と発する言葉も聞かれる。 次にこなりを舞い、全部で四段に分かれている。舞いの最中には歳蔵も登場し、終始ささらを摺りながら獅子の鼻先を動き回っている。 神楽は神前に奉納された後、「おいで獅子」といって獅子頭を安置する御室屋台をひき、こうじょわたりという囃子をつけて集落内をめぐり門付けをする行事もみられる。
開催日 4月14・15日