秋田の基礎知識

大森親山獅子大権現舞

おおもりしんざんししだいごんげんまい

大森親山獅子大権現舞

尾去沢東在家に鎮座する八幅神社では毎年春と秋の例祭でおこなわれる神楽が大森親山大権現舞である。 尾去沢鉱山の発見伝承とともにこの獅子舞があるといわれ、文明13(1481)年頃からおこなわれていると伝えられる。 別当である海沼家からお囃子を奏でて神社まで獅子頭の道中舞鼓行(ぶっこみ)という巡行があり、神社では祭式の後、獅子舞がおこなわれる。 舞は3部に分かれて、最初に前舞があり、次に本舞、最後に米汲みの舞、である。米汲みの舞は最も特徴的で、 獅子が柄杓を持ち桶から水を汲み、飲む、という所作があるもので、これを正月の若水にたとえて黄金(米)を汲むこととみなしている。 春の祭礼ではこの後、境内で湯立て神事がおこなわれる。

開催日 春5月5日/秋9月15日
県指定無形民俗文化財