秋田の基礎知識

阿仁前田獅子踊り

あにまえだししおどり

阿仁前田獅子踊り

獅子踊りの由来は、慶長7(1602)年、佐竹義宣公が常陸(現茨城県)から秋田に国替えを命ぜられた折、 主君を慰めると同時に行軍の士気を鼓舞するために演じられた道中芸が始まりとされている。 二百年ほど前に佐竹義和が阿仁地方を訪れた際にも披露したところ、大層気に入られた、という話も伝わる。 この獅子踊りが巡行するときには参勤交代の行列を真似たとわれ、大変賑やかな格式の高いものとされてきた。 豊作祈願と厄祓いの踊りで、獅子踊りと、奴踊り、駒踊、棒遣い、神楽などがみられる。 獅子踊りは雄獅子、中獅子、雌獅子の三匹獅子により、五穀豊穣と獅子たちの恋の葛藤を演舞で顕すという。

開催日 8月13日
県指定無形民俗文化財