秋田の基礎知識

土田家住宅

つちだけじゅたく

土田家は木曽義仲の家臣の末裔といわれ、藩政期には名字帯刀を許されたという名家。この家は、延宝6(1678)年没の初代清左エ門が建てたものと伝えられており、構造や工法からも17世紀の建築とみられている。雄勝郡羽後町の鈴木家住宅とともに、秋田県で現存する最も古い民家。中門造りの系統のものであるが、中世以来の武家住宅の系譜を引く「主殿(しゅでん)造り」の要素をもちあわせている。国指定重要文化財。