秋田の基礎知識

鈴木家住宅

すずきけじゅうたく

鈴木家住宅

江戸時代初期(1600年代末)の建築と推定され、由利本荘市矢島町の土田家住宅とともに秋田県で最も古い民家である。建築当時は入母屋の厩中門の部分がない寄棟造りで、享保18(1733)年に増築され中門造りとなった。鈴木家は源義経の家臣の末裔とされ、奥州合戦後この地に落ちのびたと伝えられている。藩政期には肝煎を務めて苗字帯刀を許された名家であった。国指定重要文化財。