秋田の基礎知識

水神社

すいじんじゃ

水神社

延宝5(1677)年、玉川から水をひくための下堰を開墾中に青銅の鏡が発見された。藩に報告したところ堰神(水神)として祀るようにと、米3石と社地を賜ったのが水神社の起こりである。この鏡は「線刻千手観音等鏡像」として、秋田県唯一の国宝に指定されている。中央に千手観音菩薩立像、その周囲に観音八部衆などが描かれている。裏面には花、蝶、水鳥の浮彫りの間に「崇紀仏師増大趣具主延歴僧仁祐女具主藤源安女子」と毛彫りされている。毎年8月17日の例大祭にご開帳がある。