あきたじけん
秋田立志会の会員が政府転覆を企てて起こしたとされる軍資金強奪事件。明治14(1881)年5~6月、平鹿郡醍醐村、阿気(あげ)村(いずれも横手市)で豪農が襲われた。かねてから立志会の活動弾圧を狙ってスパイを送り込んでいた警察は、28人の会員を逮捕した。その結果、二手に分かれた会員が横手・平鹿で軍資金を奪ったのち秋田を襲い、政府転覆を謀るという計画が発覚した。