秋田の基礎知識

秋田県の成立

あきたけんのせいりつ

明治4(1871)年7月14日、明治政府の廃藩置県によって、秋田県が誕生した。この時の秋田県は旧秋田藩地域のみで、前年2月に秋田藩から分かれた岩崎藩は岩崎県、亀田藩・本荘藩・矢島藩はそれぞれ亀田県・本荘県・矢島県となった。また仁賀保領(酒田藩)は山形県、鹿角郡は当時江刺県に属していた。これらの地域がすべて編入され、現代の秋田県が成立したのは同年11月2日のことである。初代権礼(ごんれい・のちの県知事)は元佐賀藩主・島義勇。なお、現在「県の記念日」は8月29日であるが、これは秋田県が誕生した7月14日(陰暦)を太陽暦におきかえた月日。