わたなべおのまつ
寛政5~安政3(1793~1856)年。檜山(能代市)生まれ。篤農家。27歳の時、おじとともに鳥居長根(男鹿市若美)開拓を始め、寒風山麓の滝の頭(かしら)から水をひく難工事を5年がかりで完成させ、文政8(1825)年に新村「渡部村」が誕生した。このほか藩内各地で新田開発や治水工事に尽力した。死後、渡部神社に祀られている。