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石川善兵衛
いしかわぜんべえ
?~文政4(1821)年。亀田藩の石脇周辺の海岸部を中心に五代89年にわたる防砂植林事業で黒松1151万本、植林面積250町歩を行った石川一族の二代目。父の長兵衛は藩の命令で天明4(1784)年から砂嵐を防止するため黒松の植林を行い、二代目の善兵衛は石脇町の町代を勤めながらネムの木を最初に植えて飛砂を防ぎながら植林を続け、天明8(1788)年から文政4(1821)年に没するまでの34年間に700万株の松を植えて石脇村を砂から守った。その功により子孫が嘉永7(1854)年に二人扶持の士分となった。