さたけよしまさ
安永4~文化12(1775~1815)年。秋田藩九代藩主。天明5(1785)年、11歳で藩主となり、後見の叔父義方(よしかた)・家老匹田斎(ひきたいつき)とともに寛政改革と呼ばれる諸政策を推進した。疲弊した農村の立て直しを図り、郡(こおり)奉行の設置、新田開発、領内産物の保護、殖産興業などに力を注いだ。ほかに林政改革、銅山改革、藩校の設置など改革は多岐にわたり、多大な業績を残して名君とうたわれた。