秋田の基礎知識

佐竹義宣

さたけよしのぶ

佐竹義宣

元亀元~寛永10(1570~1633)年。秋田藩初代藩主。17歳で家督を継ぎ、常陸国(茨城県)を統一した。54万5000石余の大大名であったが、関ヶ原の戦いに積極的でなかったことから転封となり、慶長7(1602)年、秋田に入部した。当初湊城に入ったが、新たに久保田城を築き居城とした。入部直後は各地で一揆が勃発するなど不穏な状況だったが、検地の実施、城下町久保田の整備、鉱山の開発など内政の安定に努めた。