さとうのぶひろ
明和6?~嘉永3(1769?~1850)年、羽後町生まれ。「しんえん」は俗称。医師・農学者・経済学者。16歳で江戸の医師・蘭学者宇田川玄随に入門、20歳で辞し諸国を遊歴、47歳の時、当時40歳だった平田篤胤(あつたね)に入門し、その思想に強い影響を受ける。重商主義・絶対主義国家論を説き、膨大な著作を残した。各藩に献策し、時の老中・水野忠邦も強い関心を持ったという。政策に採用されることはなかったが、明治~戦前の為政者に影響を与えた。