秋田の基礎知識

地蔵田遺跡

じぞうでんいせき

地蔵田遺跡

昭和60(1985)年に秋田市教育委員会が発掘。 旧石器時代から弥生時代まで人々が住んでいた遺跡。 この遺跡で注目されるのは木柵で集落を囲んだ弥生時代前期のムラが発見されたこと。
 弥生時代、ムラの防衛のために九州から近畿地方では吉野ヶ里遺跡に代表される環濠集落が、瀬戸内地方では高地性集落がこれまでわかっていたが、この木柵集落の発見により東北地方北部での防衛集落を知ることができ注目され、平成8(1996)年11月に国の史跡に指定。出土した土器の中には稲作技術の伝播とつながる九州福岡の遠賀川系土器も確認されている。
 平成13(2001)年から、当時のムラの様子を広く県民に伝えるための復元・整備が地元の学校や市民の手作りで行う手法で実施され、のべ1700人以上の方が参加している。 市は、ここを“弥生っこ村”と名付け木柵復元体験や竪穴住居での体験学習などのイベントを通して史跡の保存・活用を図っている。