秋田の基礎知識

秋田内陸縦貫鉄道

あきたないりくじゅうかんてつどう

県内有数の豪雪地帯である奥羽山脈に沿って、四季折々美しい風景を見せる鷹巣-角館間全長94.2㎞で「秋田内陸線」を運行する第三セクターの鉄道会社。 この路線はかつて大正年間に国鉄鷹角線として計画されたが、全線が開通しないうちの昭和59(1984)年に国の廃止路線となった。 これを受けて、県と沿線市町村などが出資した当社に移管され、その後、未開通区間の工事を続け、平成元(1989)年4月に全線開通した。 利用者増やイメージアップを図り収入増加につなげるため、自動車回送サービスや「鉄道基地体験ツアー」などを行っているほか、 オリジナルグッズや沿線の温泉と連携した各種温泉クーポンを発売しているが、沿線の人口は減り続けており、経営は厳しい状態が続いている。