かつひらとくし
版画家。明治37~昭和45(1904~70)、秋田市生まれ。独学で版画の技法を修得し、大正15(1926)年秋田魁新報に掲載された「七夕」(1色刷)が処女作。版画協会展や帝展に入選を重ね、一貫して秋田の風景・風俗を版画にあらわした。世界的建築家ブルーノ・タウトに作品が評価され、世界に紹介された。ドイツケルン博物館には代表作70点あまりが保存されている。秋田市の赤れんが郷土館内に勝平得之記念館がある。