まつだときこ
小説家。明治38~平成16(1905~2004)年、旧荒川村(現大仙市)生まれ。秋田女子師範卒。大正15(1926)年に上京、労働運動に参加。昭和3(1928)年、読売新聞の女流新人短編募集に応じた『産む』が入選、作家として活動を始め、のちプロレタリア運動に参加。戦後は民主主義文学の代表作家として活躍した。昭和41(1966)年から連載を開始した『おりん口伝』で田村俊子賞、多喜二・百合子賞を受賞。大仙市協和の大盛館には松田解子文学記念室がある。