小滝のチョウクライロ舞
こたきのちょうくらいろまい
縁起によれば、天安元(857)年慈覚大師が法力で鳥海山の「手長足長」という悪鬼を退治したことに感謝して奉納された舞がチョウクライロ舞と言われている。 現在は金峯神社の例大祭日に境内のチョウクライロ山(土舞台)で舞う神事である。 神輿が土舞台を3周して安置され、次に舞人が山に上り舞となる。 舞は九舎(くしゃ)の舞、荒金(あらがね)の舞、小児の舞、太平楽の舞、祖父祖母の舞、瓊矛(ぬほこ)の舞、閻浮(えんぶ)の舞の7演目があり、 大きな寺の芸能である延年の形をとどめる舞だが、県内では延年の事例が少なく、実際のあり方を探るうえでも好例である。
開催日 5月最終土曜日
国指定重要無形民俗文化財