秋田の基礎知識

寺沢の悪魔はらい

てらさわのあくまはらい

寺沢の悪魔はらい

集落に裏山である山崎山から下りてくるという伝承をもって、小正月の晩に行われる悪魔はらいのやまはげ行事である。 やまはげの姿は面から着物まですべてワラで被われているのが特徴でもある。 タラ面という、桟俵(さんだらわ)にワラの長い角を持つ雄は1本、雌は2本として、鼻には杉の葉と唐辛子を付けた面を被り、 ワラのケラをまとい、手には馬そりの引き金やかつて馬屋に使った図太いマセ棒を持つ。 集落各戸を巡り、「悪魔払い、悪魔祓い」と鋭い声を発して家中を走り回り、災禍を祓い、豊作を祈るものとなっている。

開催日 1月15日