秋田の基礎知識

明徳館

めいとくかん

秋田藩の藩校。佐竹義和の寛政改革で、人材育成を目的に創設が決められ、寛政2(1790)年落成。当初の名称は明道館。初代祭酒(学長)は中山菁莪(せいが)。講義内容は四書五経などの漢籍が中心で、寛政7(1795)年に医学館、文政8(1825)年には和学方を併設、地方の藩士のために郷校と交流するなど整備がすすめられた。