秋田の基礎知識

久保田城

くぼたじょう

久保田城

佐竹氏の居城。秋田城とも言う。秋田氏の居城・湊城が手狭だったことから、秋田に入部した佐竹義宣が窪田・神明山に築き、慶長9(1604)年に移った。本丸・二の丸の周囲に内濠、三の丸の周囲に外濠を配し、櫓はあったが高い石垣や天守閣を築かなかった。明治13(1880)年7月19日に火災で全焼した。現在の千秋公園は本丸と二の丸にあたる。表門と御隅櫓(おすみやぐら)が復元されているが、御隅櫓は天守閣風となっていて実際とは大分異なる。別名矢留城。