ほったのさくあと
9~10世紀ころの城柵官衙(かんが)。 地上高約3.6mの外柵は東西約1370m、南北約780mの楕円状で、面積約88haと東北でも最大級の規模をもつ。 外柵の内側に外郭で囲まれた政庁などがあり、軍事・行政機能をもった役所であると同時に、柵内では鉄の生産や鍛冶、祭祀などが行われていたと考えられている。 外柵、外郭とも東西南北に門があり、高さ9.7mの外柵南門が復元されている。 古文書などに記述がなく、歴史上の名称は確定していない。国指定史跡。