秋田の基礎知識

銀線細工

ぎんせんざいく

銀線細工

藩政時代、秋田領内で産出される金銀を使った、刀のつば、武具、かんざしなどの細工物が発達したのが始まりで、長崎県平戸のオランダ人から伝わったとされることから「平戸細工」と呼ばれることもある。 昭和の初期に中央から技術導入をはかり、現在の銀線細工の姿となった。 0.2~0.3㎜という細い銀線を渦巻き状に巻き(平戸)、太めの銀線で作った輪郭にはめ込み銀ロウで接着する。 この部品を寄せ合わせてブローチ、ペンダントなどの製品に仕上げる。平成8(1996)年に県の伝統工芸品に指定された。