秋田の基礎知識

漁業 ハタハタ

ぎょぎょう はたはた

漁業 ハタハタ

秋田県の伝統的食材である鰰(はたはた)は、天候が荒れ雷が鳴ると沿岸に集まるため、別名「カミナリ魚」とも呼ばれる。 豊漁が続いて、昭和41(1966)年には漁獲量が2万tを超えたが、海洋環境の変化や乱獲などによって、平成3(1991)年には71tまで落ち込んだ。 秋田県では、平成4(1992)年9月から平成7(1995)年9月まで3年間全面禁漁を実施し、稚魚を放流するなどハタハタの増加に努めた。 禁漁解除後は、県の資源量予測に基づき、漁業者が漁獲枠を設け操業するなどしてハタハタの漁獲量は平成20(2008)年には2938tまで回復していたが、平成21(2009)年以降は減少基調にある。
 ハタハタは、平成14(2002)年に秋田県の魚に制定されている。主な漁業地域は八森や北浦、船川、金浦、象潟。