秋田の基礎知識

農業 秋田県種苗交換会

のうぎょう あきたけんしゅびょうこうかんかい

種苗交換会は、農業振興を目的として始まった歴史あるイベントである。 秋田市の浄願寺を会場に開催された勧業会議(明治11<1878>年9月)と種子交換会(同11月)が始まりで、石川理紀之助が推進役となった。 当初は、根、皮、幹、花、葉、実の6部門で種子の展示・交換が行われ、明治13(1880)年には品評審査が加わり、明治15(1882)年にはこの両者が一本化され「種苗交換会」となった。 現在は、水稲、畑作物及び工芸作物、果樹、野菜、花き、農林園芸加工品、畜産品及び飼料、林産品の8部門となり、例年2000点を超す出品があり、審査のうえ約420点が受賞している。 毎年会場を変えて開催されており、平成24(2012)年で135回目を数えた。