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小林多喜二
こばやしたきじ
プロレタリア作家。明治36~昭和8(1903~33)年、旧下川沿村(現大館市)生まれ。高校卒業後、北海道拓殖銀行に勤めながらプロレタリア文学や労働運動に傾斜、昭和3(1928)年、『一九二八年三月十五日』を雑誌「戦旗」に発表して注目される。翌年代表作『蟹工船』などを発表するが、労働運動などを理由に銀行を解雇される。上京して日本プロレタリア作家同盟書記長を務め、また共産党(非合法)に入党。昭和8(1933)年、特高警察に逮捕され拷問を受け死亡した。