秋田の基礎知識

ぎばさ

ぎばさ

ホンダワラ科のアカモクという海草。生の状態では茶色だが、熱湯をかけると深い緑色になり、これを包丁で細かく叩いて三杯酢などで食べる。 強い粘りとやや青くさい香りが特徴。 県民に広く親しまれている冬の味覚だが、ぎばさを食するのは秋田・山形を中心とする一部地方だけで、他の地域では海の雑草扱いをされてきた。 低カロリーでありながら、ビタミンK・フコイダン(粘り成分)を多く含み、近年その効用が注目されてきている。 人馬草が訛ってぎばさというようになったとされる。