秋田の基礎知識

北投石

ほくとうせき

北投石

北投石は鉛を含む重晶石(硫酸バリウム)である。明治39(1906)年に台湾の北投石で最初に発見され、放射能をもつ珍しい石であることが分かり、大正元(1912)年に北投石と命名された。 玉川温泉では、すでに明治31(1898)年に発見されていたが、北投石と同一の鉱物であることが分かったのは大正8(1919)年のことである。 ラジウム、トリウムなどの放射性元素による強い放射能をもち、蛍光と燐光を発生する。玉川温泉の源泉、大噴(おおぶけ)から湯川に沿って生成される。

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0187-43-3384
(仙北市教育委員会文化財課)