秋田の基礎知識

クマゲラ

くまげら

クマゲラ

クマゲラは、日本の本州北部から北海道にかけて生息する我国最大のキツツキ。 国の天然記念物に指定されているが、日本版レッドデータブック(環境庁・1991)に絶滅危惧種として掲載されている。 現在本州で営巣が確認できているのは森吉山と青森県側の白神山地の二カ所のみ。 クマゲラは黒い体に、雄は頭部全体が、雌は頭のてっぺんだけが鮮紅色をしている。 【渡り】をしない留鳥で、幹の直径が50cm以上のブナが営巣木となるため、ブナ林の環境保全の指標的存在と目されている。 森吉山は、国設鳥獣保護区の特別保護地区(クマゲラの森)として昭和58(1983)年に330haが、平成5(1993)年には1175haが設定された。

■問い合わせ先
018-860-1612
(秋田県生活環境部 自然保護課)