秋田の基礎知識

クニマス

くにます

クニマス

クニマスは、サケ目・サケ科に分類される淡水魚の一種で、ベニザケの湖沼型、ヒメマスの亜種と考えられている。 かつて日本で最も深い田沢湖にのみ生息していたが、昭和15(1940)年、発電所完成にともない、玉川の強酸性(pH4.5)の河川水が田沢湖に流入されたために絶滅した。 クニマスの特徴は体長が平均して22~24cm。色は全体的に黒っぽい。体表はイワナのようにヌルヌルしている。 魚影が消えた田沢湖も、平成2(1990)年から始まった「玉川酸性水中和処理施設」の稼動によって中和されるようになり、次第に水質も改善されてきた。
旧田沢湖町の観光協会では賞金をかけ全国に移出したクニマスの子孫を探していたが、近年山梨県の西湖で発見された。 なお、県内に残る標本のうち3体が、平成20(2008)年に動物としては初めて国の登録記念物となった。

■問い合わせ先
0187-43-0740
(田沢湖郷土資料館)

018-873-4121
(秋田県立博物館)