秋田の基礎知識

コアニチドリ

こあにちどり

コアニチドリ

多雪地の湿原や湿った岩場にはえるラン科の多年生草本。 南千島・北海道・本州中部以北に分布する。和名は、最初の発見地である上小阿仁村の小阿仁川に由来する。 高さ10~20cm程度。葉は下の方に一枚がつき、長さ3cm程度の広線形。花は極めて小さく、淡い紅紫色の部分と白色の部分があり、小さな蝶が飛んでいるような形状で、夏に開花する。 花茎の先端にたくさんのムカゴを作る珍しい性質がある。 これを秋に採取し、植え付けて育てれば株を殖やすことができるので野外での採取は絶対に避けたい。 絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。

■問い合わせ先
018-860-1612
(秋田生活環境部自然保護課)