北限のツバキ
ほくげんのつばき
男鹿半島南側海岸の能登山とよばれる小丘と、その西側の民家をへだてた斜面にヤブツバキが自生している。 この能登山は全山ヤブツバキに覆われていて、昭和57(1982)年の調査では492本の生育が報告されている。 北限地帯のヤブツバキ群落として、青森県夏泊半島北端の椿山群落とともに天然記念物に指定されている。 太いもので幹回り60cm前後で、大部分はこれより細く、株状になっているものが密生している。しかも樹高は低く、冬の季節風の影響が顕著に現れている。
■問い合わせ先
0185-46-4111
(男鹿市教育委員会)