長走風穴
ながばしりふうけつ
国見山(標高453.9m)の西斜面、標高約170~240mの所にある。 岩石が崩壊推積してできた空間が山の上と下につながっており、冷風が流通している。 夏季には風穴から吹き出す冷風により、吹き出し口では地温が10℃前後まで下がっている。 風穴の近くには秋田県内では海抜1000m前後の亜高山帯に分布するコケモモ、オオタカネイバラ、ゴゼンタチバナ、ヤナギラン、ナンブソウなどの高地性種、 貴重種が生育し、周辺の植生とは全く異なる様相を見せている。また風穴内にウサギコウモリが生息している。
■問い合わせ先
0186-48-2119
(大館郷土博物館)