秋田の基礎知識

栗駒山

くりこまさん

岩手・秋田・宮城の三県にまたがる二重式成層(コニーデ式)火山。岩手では須川岳、秋田では大日岳、宮城では栗駒山と呼ばれる。 標高1627m、東北地方のほぼ中央に位置し、山頂からは月山・鳥海山・蔵王連峰・駒ヶ岳・早池峰山、そして遠く太平洋までが一望できる。 山頂付近にはイワカガミをはじめ150種に及ぶ高山植物が群生し、見事なお花畑をなす。ブナの原生林・湿原・渓谷・滝・湧き水・雪渓など貴重な自然手付かずのまま残されている。 特に湿原は、希少種が生息する湿原として、環境省の重要湿地に選定されている。山麓には、小安峡をはじめ、幾つもの温泉が点在し、国定公園となっている。

■問い合わせ先
0182-47-3407
(東成瀬村産業振興課)