西馬音内の盆踊
にしもないのぼんおどり
源親上人が蔵王権現(現御嶽神社)境内で村の豊年踊りとして踊らせたものが、 戦国時代に滅んだ西馬音内城主小野寺茂道一族を慰めるために宝泉寺境内で行われた盆供養の亡者踊りと一体となって始まったといわれている。 囃子は「寄せ太鼓」「音頭」「とり音頭」「がんけ(甚句)」の4種類があり、笛・太鼓・三味線・鼓・鉦(すりがね)で演奏される。 端(は)縫いの衣装はこの盆踊り特有の美しい古布を縫い合われた衣装で、編笠を深く冠って顔を隠して踊る。 また、浴衣姿に亡者をなぞったとされる黒いひこさ頭巾(ずきん)を冠って踊る。 にぎやかなお囃子と流麗優雅な踊りが不思議な調和を見せるまさに幻想的な祭りである。
開催日 8月16~18日
国指定重要無形民俗文化財