秋田の基礎知識

伊豆山神社獅子神楽

いずさんじんじゃししかぐら

伊豆山神社獅子神楽

この獅子神楽は、神楽といっても太神楽の系統とは異なっていて、いわゆる獅子舞で祈祷をする神楽といってよいだろう。 花館(旧大曲市)伊豆山神社を中心として地元花館、柳町、中野、二ツ屋、唐関、大花町などおよそ30集落を回村し、獅子舞によって祈祷をおこなうものである。 7月1日の初めに伊豆山神社別当三浦家(現宮司家)から始められ、次に長福寺で舞われ、そうして15日まで次々と回村し、 各希望の家々の神棚の前、または床の間のある座敷で演じられる。 家々で舞う以外は各戸の玄関で獅子を翳し、ゴショウダイという鉾状のもので祓いをする。 この獅子舞は一般の獅子舞とは異なり、始めに祝詞があげられ、次に御祈祷獅子となるが、 このとき獅子の背幕をつかまえた翁(斎主)が呪言を唱えて獅子を抑えるようにするもので、祈祷獅子舞が終わると鈴と扇を採って獅子頭を安置した前で寿舞を舞う。 次に早獅子といわれる獅子頭を舞わせるものである。 一般には早獅子で終わるが、年祝い、厄年の祓い、普請の祝いなど希望によって、この後は山ノ神舞が演じられるという構成になっている。 獅子神楽の起源は不詳であるが、言い伝えによると江戸時代元禄(1688~1704)年の頃、この地域に疫病が蔓延したことがあり、 ちょうどその時、熊野御師が回村して来て獅子神楽によって鎮撫をしたのだという。

開催日 7月1~15日
市指定無形民俗文化財