秋田の基礎知識

富根報徳番楽

とみねほうとくばんがく

富根報徳番楽

富根の報徳番楽は、寛政5(1793)年に川井村(旧合川町)より伝えられたという。 当時阿仁川から米代川に下ったという川井村の筏流しの人びとによって、宿場であった飛根に伝承されたとされるが、実際は飛根の人びとが川井に習いにいったのだとみられている。 愛宕神社の祭礼に奉納演舞されるものだが、昔は9月中旬の作休み豊作祈願にも演じられた。 演目には荒舞・鳥舞・千歳舞・翁舞・三番叟・朝飯舞・機織り舞・蕨折り舞・汐汲み・鈴木・さぎり・山ノ神舞・水の扇・恵比寿・大黒・三嶋節、がある。 荒舞により幕開けとなり、式舞、神舞、武士舞、女舞、狂言舞がみられ、3人舞・2人舞・1人舞と分けることができる。 囃子には太鼓、笛、鉦、拍子木があり、拍子木は舞台の端にいて、叩き、囃すものだとされている。

開催日 7月23日/8月13日
県指定無形民俗文化財