秋田の基礎知識

補陀寺

ほだじ

補陀寺

正平4(1349)年、比内松原(大館市)に安東盛季が月泉良印を招いて開き、その後間もなく現在地に移ったと伝えられている。安東氏・佐竹氏の保護を受け、曹洞宗大本山總持寺の直末として栄え、末寺37、孫・曾孫寺50を数え、「東奥の小本山」といわれた。二世無等良雄は、後醍醐天皇の側近だった藤原藤房卿だという伝説があり、藤房卿の墓とされる石塔がる。